味良し!香り良し!体に良し!
ゆず胡椒やぽん酢などの調味料や薬味としても、スイーツやお茶やお酒などのドリンクにも、化粧水やゆず風呂やアロマとしてまで古くから日本で親しまれ美容と健康に幅広く活用されてきたゆず。
「健康美」という花言葉がつけられているだけあって、果皮や果肉や種だけでなく白いわたの部分にまでも栄養がびっしりと詰まっています。
ゆずに最も多く含まれている栄養素はレモンの1.5倍含まれているというビタミンC!
ビタミンCは免疫力を高め疲労回復を促し、美肌効果まである優れものです。
その他にも血管を強くし血流を改善するヘスペリジン、血糖値の上昇を抑えたり整腸作用のあるペクチン、疲労回復を助けるクエン酸など。
中国から伝わり、奈良時代には薬用として栽培されていたというゆず。
今では日本は生産量・消費量ともに世界一なんだとか。
ゆずしごと いろいろ♬
ゆずしごとの一番最初はゆず胡椒つくりです。
7月~9月頃が旬の青唐辛子と8月~10月頃が旬の青ゆず
旬の重なるほんの短い期間に作ります。
材料さえ揃えば作り方は簡単!
青唐辛子を洗って、種とへたを取ってみじん切りにします。
私はフードプロセッサーで細かくするのですが、少量だと均一に細かくならないので青唐辛子は多めに用意します。
残った青唐辛子と醤油と麹で三升漬けを作るのです。
分量は1:1:1混ぜるだけです。
青唐辛子は刺激が強く素手で触るとピリピリするのでビニール手袋必須です!
青ゆずは皮をすりおろすのですが、このマイクロプレインのグレーターが簡単にフワフワにすりおろせるのでお気に入りです。
白いわたの部分は苦みが出るのでなるべく入らないようにします。
青唐辛子のみじん切りと青ゆずの皮のすりおろし同量と、その重量の20%の塩とゆずの果汁を少し入れ、よく混ぜて馴染んだら消毒した保存容器に入れて出来上がり。
1週間ほどで美味しく頂けて1年ほど持ちます。
黄ゆずと赤唐辛子でも作ってみましたが、こちらも香りがフルーティーで美味しいです。
残ったゆずの果汁はお酢の代わりにお料理に使ったり、すぐに使わなければ冷凍しておくこともできます。
種は洗って乾かしたものを焼酎に漬けると化粧水ができます。
私はあまり使わないので、搾りかすと一緒に洗濯ネットに入れてお風呂に浮かべてゆず風呂に入りいます♬
10月~12月頃に出回る黄ゆずで毎年作るのがぽん酢!
ぽん酢のレシピもいろいろあって。。。
少量づついろんな配合を試して自分好みのぽん酢を模索中です。
あとは、酵素ジュースやゆず味噌を作ったり
今年は初めてゆず塩麹を作りました。
ゆずと塩と麹で超適当に作ったのですが、これがとっても香り高くて毎年作りたいなと思う調味料になりました。
ゆずは南半球絞りで!!
ゆずを絞る時は、17倍香りを楽しむことが出来ると言われている南半球絞りで絞るのがオススメです。
実を半分に切って、切った断面を手のひらのほうに向けて絞るのが南半球絞りです。
ゆずを地球に見立ててのネーミングです。
ゆず1個に100万分の1gしか含まれていないという貴重な成分ユズノン(油胞)は、50mのプールに1滴落としても香りが残るほど強い香りを放っているそうです。
ユズノン(油胞)の袋が裂けて香気成分がちゃんと果汁の中に含まれなければ、ゆず本来の香りとコクは味わえません。
切った断面を下に向けて絞ると、ユズノンは上に飛び散ってしまって果汁の中に入らないので勿体ないです。
冬至はゆず湯で健康祈願
冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せるという言い伝えがありますが、もともとは江戸時代に銭湯で客寄せのために冬至にゆずを入れたのがゆず湯の始まりだと言われています。
ゆずの皮の主要成分リモネンには血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪の予防をしたり、美肌効果もあります。
ゆずの香りはどこか懐かしくて、老若男女問わず誰もがホッと安心できる香り。
香りを嗅ぐだけでもリラックス効果やストレス緩和効果があり安眠できる効果もあります。
ネットからお借りした写真ですが、このカピバラさんの至福の顔からもゆずの効果が伝わるんじゃないでしょうか(笑)
ゆずの大馬鹿⁉︎
ゆずは成長が遅く種子から育てるとなかなか実がならないそうで桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年蜜柑のまぬけは二十年なんて言われているそうです。
栽培はそんなに難しくなくて寒さにも強く鉢植えでも育つそうなので、ベランダ栽培してゆずパワーを楽しみ尽くしたいなぁ。